2023年 屋久島リトリート
堀田義樹 × Moss Ocean House
第八回 『森川海とのめぐりつながりをうみだす4Days』
2023年7月20日(木)〜 23日(日)*満席
豊かな自然あふれる世界遺産の島で、いのちのめぐりつながりとひとつになる旅を。
堀田義樹と屋久島Moss Ocean Houseの共同リトリート『森川海のめぐりとつながりをうみだす』のお誘いです。
今回は、第一回目から目標としていた「子ども招待枠」を実現できることになりました。詳しくはこちらをご覧下さい。( → 4月27日 追記「子ども招待枠」満席となりました。この取り組みは継続しますので次回もご期待下さい)
単独、お友達、ご家族のグループ、どなたも大歓迎です。一部プログラム参加や、島内在住の方のご相談にも応じています。ご希望等々、お気軽にお問い合わせ下さい。
* このページはパソコン画面でお読みになることを推奨します
|あなたにおすすめ|
・屋久島に行ってみたい!
ユネスコ世界自然遺産に日本で初めて登録された屋久島は、正に我が国の自然美を象徴する美しい威厳にあふれています。『森川海のめぐりとつながりをうみだす4Days』では、島の暮らし、島の時間の流れの中で、多くの人々が惹かれる理由を五感で存分に味わってもらえるはずです。
・屋久島をもっと深く知りたい!
都市部からの転入者が多いことも屋久島の特徴といえます。Moss Ocean Houseスタッフも、全員が島外からの移住組です。ガイドブックには載っていないdeepな魅力に触れると、島がもっともっと大好きになること間違いなし。あなたも「住みたい」と思ってしまうかも?
・自然のめぐりつながりを体感したい!
雨が森の動植物を潤し、川が血管のように隅々へ恵みを運び、海は水蒸気を山に集め、また雨となり…。屋久島は「地球の縮図」と呼ばれるほど、全体の循環をダイレクトに感じることができるフィールドです。「自然とつながる」「自然とかかわる」プログラムでは、スコップや剪定鋏、鎌を手に、水と、風と対話しながら、森の手入れも行います。自分の手で変化を起こすことができる、自分もめぐりつながりの一部であるという気づきは、リトリートの後も、それぞれの日々に鮮やかな彩りを与えてくれるでしょう。環境活動に興味はあるけれど、何から始めたら? という人にも、確かなヒントとなるに違いありません。
・言葉にならないけど直感で!
堀田義樹も九年前、長く気になっていた屋久島に「行かなくては」と直感。即「行く」と決めたことが、現在のご縁をつなぐきっかけでした。閃きを言葉で説明できなくても、考えを超えているからこそ、考えを超える経験を見せてくれるのだろうとも思います。これだけの情報が溢れる昨今、このお知らせを目にしたということは、もう何かが始まっているのかもしれません。
|スケジュール|
日時:
2023年7月20日(木)〜 23日(日)
募集人数:
12名
現地集合
屋久島空港 初日12:30
現地解散
屋久島空港 最終日11:00
<Day1>
自然と出会う/屋久島チェックインツアー
<Day2>
自然とつながる/森川里海のめぐりとつながりツアーその①
<Day3>
自然とかかわる/森川里海のめぐりとつながりツアーその②
<Day4>
心に自然を宿し、はじまる/チェックアウト
まずはMoss Ocean Houseを見守る主、アコウの大木にご挨拶。チェックイン。
ここから仲間たちとの協力で、自然と、人と、心地よい過ごし方を工夫しながら進めていきます。
森に風の通り道をめぐらせる草刈り。風と、フィールドと、対話するように。
長い旅をしたであろう流木を拾い、火を起こし、ごはんを炊き、お風呂を沸かしたり。
みんなで食事の整え。いのちをいただき、活かす、循環の意識を育む毎日の営み。
川の流れのめぐりを見つめ、滝と天然のプールで水とひとつになり、その先の海岸では湧水からの塩づくり。
標高約1,300m、源流の森を歩けば、雄弁に語りかける島の歴史が聴こえてくるようです。
優しさと厳しさ。大きさと繊細さ。目に見えるもの、見えないもの。
『生命の島』を舞台に、環境、暮らし、共生への意識を拡大するリトリート。近年、国内外で注目される「リジェネラティブ(環境再生)」「ローカリぜーション(地域活性化、自立化)」の学びとしても、意義ある内容となっています。
* 天候により臨機応変に進行することをご理解下さい。
|参加費について|
『森川海とのめぐりとつながりをうみだす』では、未来に向けてのペイ・フォワード(恩送り)チャレンジとして「スライディングスケール」を採用しています。
スライディングスケールとは、ご参加いただく方のお気持ちで料金を決められるしくみです。 第四回までは上限額を設定していましたが、参加者の方から「想いに上限は不要では?」という言葉をいただいたこともあり、現在はミニマムのみ提案という形にしています。
① 一般枠
¥110,000 〜 ¥上限なし
② U-25(25歳以下)枠
¥80,000 〜 ¥上限なし
③ 子ども招待枠
こちらをご覧下さい
いま私たちが受け取っている自然の恵みは、すべて過去の営みからの贈りもの。それを守り、育んできた人々の想い、希望が形となり、大切に受け継がれてきた壮大なギフトです。
今回過ごしていただく時間もまた、誰かが未来のために、あなたのために届けてくれた贈りもの。そしてあなたから、次へとつなぐ贈りものとして、感じたこと、お気持ちを納めて下さい。
対価、交換としてではなく、未来への想いを分かち合い、「お金」というエネルギーにおいても、美しい循環を生み出していけたらと考えています。
毎回、ペイフォワードの合計額から5%を、この取り組みに子どもたちを招待するプログラムのため積み立て。今回、ついに実現の運びとなりました。(これまでのメンバーに心から感謝!)
他にも、これまで人手が足りず廃棄されていた島のポンカンを活かす加工品開発など、『森川海のめぐりとつながりをうみだす』からはじまったアクションが、若々しい川の流れのように進行中です。みなさんとの時間が織り込まれていく物語を、この先も一緒に育てていきましょう。
新しい取り組みとして、② U-25枠を設けました。金額的な制限をゆるめて、若い世代にもどしどし参加してほしいと思っています。
① 一般枠は上限なし。未来へ、若い世代へ、子どもたちへのサポート、および我々の活動への共感を表現したい方、受け取った想いを大切に循環させてまいります。
ペイフォワードはリトリート終了日から7日間の間にお納め下さい。過ごした日々をぜひゆっくりと味わい、未来へ贈りつないでいただければ幸いです。
銀行振り込みの他、PayPal(クレジットカード決済)が利用可能です。口座情報など、詳しくはお申し込みメールの返信に記載しています。
参加費に含まれるもの:
・宿泊費
・島内の移動費・車両・ガソリン代
・食事代(初日夕食から最終日朝食まで)
・ガイド代、ワーク代
参加費に含まれないもの:
・屋久島までの交通費
・行程外の飲食、各自のお土産
|子ども招待枠について|
* 4月27日 追記
『子ども招待枠』満席となりました。この取り組みは継続しますので次回もご期待下さい。
屋久島の大自然での体験を、未来を担う子どもたちにも体験してほしいという想いから、『森川海のめぐりつながりをうみだす』では、第一回目からその準備を重ねてきました。
多くの方の協力により、今回そのヴィジョンが実現できることをとても喜ばしく感じています。
以下、募集概要です。
・募集は三枠、一世帯につき一名
・小学生から高校生まで
・親子参加、お子様のみ参加、いずれもOK
・リトリート中の宿泊、交通、食費等、お子様分を当方負担
・屋久島空港までの往復交通費、お土産など個人的な買物は自己負担
今後もこの取り組みを育んでいくために、リトリート後のインタビュー、アンケートへのご協力をお願いします。顔出し、匿名等はご希望に添います。
必ず保護者の方の氏名、連絡先でお申し込みいただき、お子様の情報(氏名、年齢、学年、性別、伝えておきたいこと)をメールにご記入下さい。
安心してご参加いただけるよう、堀田義樹、Moss Ocean Houseスタッフとzoomミーティングを行い、最終決定とします。
ご質問等があれば、何でもお気軽にお寄せ下さい。
|アクセス|
集合・解散は屋久島空港です。
空路は鹿児島空港から一日5便ほど(シーズンにより変動)の他、福岡空港、伊丹空港から一日一本運行しています。
集合は鹿児島空港から12:05着に合わせて、解散は鹿児島空港行き11:45発に合わせて設定しています。
JAL 日本航空:
海路は鹿児島本港(南埠頭)から高速船があります。屋久島・宮之浦港、安房港着となりますので、空港まではバスかタクシーをご利用下さい。
高速船 トッピー:
感染症の制限がなくなり、観光地は全国的に混雑傾向です。確定しだい、早めのご予約を!
|持ち物|
・帽子
日除け・雨除け。
・水着
川、滝つぼ、海などに入ることができます。
水遊び用のゴーグル、浮き輪なども各自の判断で。
・雨具
ウインドブレーカーなど、上下セパレートがおすすめ。
・トレッキングシューズ、または履き慣れた運動靴
登山はしませんが森を歩く時に。雨天の可能性があるので防水がおすすめ。
・リュック、雨除けカバー
外出時に水筒、雨具、タオルなどが入れられるサイズ。
・動きやすいズボン
特に女性はお忘れなく。アウトドア用のものがおすすめ。
・折り畳み傘
行き帰り含め、あると便利です。
・健康保険証
宿泊施設にはタオル、バスタオル、ボディソープ、シャンプー、ドライヤーがあります。洗濯・乾燥機もご利用いただけます。
その他、常備薬やアメニティ類など、必要なものは各自ご用意下さい。
|申込み|
メールアドレス:
morninglights.net@gmail.com
携帯電話会社のメールアドレス(docomo, softbank, ezwebなど)につきまして、こちらからのメールを拒否される例が多発していますので、ご利用はお控え下さい。 Gmail、Yahooメールは問題なく受信できます。
* 子ども招待枠は保護者の氏名・連絡先でお申し込みの上、お子様の情報をご記入下さい。連絡は保護者の方と行います。
表題
「2023年7月 屋久島リトリート申し込み」
本文
・氏名
・性別
・住所
・電話番号
・Facebookアカウントの有無
・主催者へのメッセージ、参加を決めた理由など
・その他、質問等があればご自由にお書き下さい
宿泊は2〜4名程度の相部屋になります。
一人部屋をご希望の方はメールにお書き添え下さい。申し込みの男女比により、近隣の宿をご案内する可能性もありますので、予めご了承願います。
返信には土日を除き一、二日いただいております。
キャンセルポリシー:
お申し込み後、ご自身都合のキャンセルにつきましては、以下のとおり申し受けますのでご了承下さい。宿泊、食事、レンタカー予約などの関係上、ご理解をお願いいたします。
開始日から七日前まで 無料
開始日から二日前まで 最低金額の50%
開始日前日以降 最低金額の100%
会場:
Moss Ocean House
鹿児島県熊毛郡屋久島町麦生311−91
☎︎ 0997-47-3650
https://www.moss6.com/
|堀田義樹より|
一人旅で訪れた僕が、すっかり心を掴まれ早や九年。
特に初上陸から四ヶ月の間に三往復したエピソードは、驚かれることも、笑われることもあります(笑わせてる場合もあるけど)。
ですが、ここで一緒に過ごした人なら「義樹さんの言っていた意味が分かった」と、決まって納得してくれるのです。
僕が幸運だったのは、始めから島の暮らしの仲間に入れてもらったという、今にして思えば奇跡の偶然でした。
親しくなった人たちが連れて行ってくれるのは、ガイドブックには載っていない、けれどあまりにも美しく、厳かで、輝いている森、川、海ばかり。
もちろん有名な景勝地も数えきれず、そういった場所で圧倒されることもしばしばです。
ただ僕は、島全体に流れるひとつの大きな風のようなものを、友人たちの日常や、何気ない場所に見せてもらう機会をちょっと多めに与えられたような気がしています。
「自分が受け取った美しさを、自分のところで留めず、感謝と共につなげること」
屋久島の仲間たち、屋久島に行きたい人たち、そして屋久島と喜び合えるようにと願いをもって、これまで10回以上のリトリートを紡いできました。
その中で一緒に過ごしてきたMossの代表、今ちゃん(今村祐樹氏)。四年前、彼と話していた時に聞かせてくれた言葉が、僕の心にひと粒、あたらしい想像のタネを落としてくれたのです。
それは後に、彼らのスローガンとして表現されています。(ホームページより)
ガイド業に従事しながらも、観光によって大好きな森が傷ついていくことに胸を痛めた彼らは、10年ほど前に暮らしを分かち合うべく、ゲストハウス運営へとシフト。ほどなくして大人気の宿となった後も想いは歩みを止めることなく、昨年からはこれまで培った宿泊スタイルを手放し、島全体の循環を見つめ、流域、海、森、畑、集落全体を整え、未来へつなぐという活動に情熱を注いでいます。
僕は今ちゃんとの出会いによって、屋久島の特別な環境が、自然界からの恩恵だけではなく、人々の純粋な想いと行動によって守られてきた歴史を教わりました。
戦後復興期の本土は建築ラッシュ。杉は主要産業のなかった島の経済を潤す商品となり、そのまま進めば、伐採は取り返しのつかない範囲に及んでいたといいます。それを命がけで止めた、いわば「自然のことばを聴いた」人たちのことを、何も知らなかった自分にまず愕然としました。
同時に、その物語を理解しようとすることは、変化の時代を生きる我々にとって、なにか大切なものを思い出させてくれる経穴なのではないかと直感的に感じたのです。なぜなら、そのような流れの中で失われてしまった自然のほうが、ずっとずっと多いのだから…。
「この森を自分の、自分たちの森にしてほしい」とMossのみんなは呼びかけています。それってどういう意味なんだろう? という問いに、土から、水から、木々から、島のあらゆるいのちから、声が返ってくるかもしれません。森川海のめぐりつながりをうみだす仲間に、ぜひあなたも加わって下さい。ここからまたひとつ、一緒に始めていきましょう!
Moss Ocean Houseが配信しているStand FMで、堀田義樹とMossメンバーの対談が公開されています。出会いから、現在の取り組み、リトリートについても話をしていますので、ぜひご視聴下さい。ちなみに番組テーマソングも提供しています。
|ギャラリー|
海岸の流木で炊くご飯。薪も森からのお恵み。
みんなで収穫した「タンカン」生搾り!
あらたに始まった「海岸湧水の塩づくり」
「風の草刈り」森がいきいき。
|プロフィール|
堀田義樹 Yoshiki Horita
ヴォイス・アーティスト。北海道出身、神奈川県在住。
CMソングでプロのキャリアをスタート。1998年ビクターエンタテインメントよりボーカリストとしてデビュー。 2004年に独立後は発声法・呼吸法の指導でも注目を集め、その理論を月刊誌SOUND DESIGNERで長期連載。自身がインドで学び続けている祈りの歌“Kirtan”を日本で広く普及させた先駆者としても知られる。
声・音・言葉の表現を中心に、音楽制作、楽曲提供、コンサート、奉納演奏、ワークショップや講座、リトリートナビゲーターなど国内外での活動は多岐にわたるが、すべては「祈り」そして「共に成長し合い喜び合えること」の心から。旅、自然を愛し、食、農、環境、よりよい暮らしに関連するコラボレーション、イベント出演も多数。
https://www.yoshiki-horita.jp/
今村祐樹(Moss Ocean House)
大阪府吹田市出身。2002年、屋久島の川の水が美味しすぎて大阪より屋久島へ移住。
2003年エコツアーカンパニー「モスガイドクラブ」を創業、モスガイドクラブのガイドリーダーとして屋久島の水はなぜこんなにも綺麗で美味しいのか?そのわけを探求しながら年間200日以上屋久島の森を歩き回る。2006年~2009年の屋久島観光ブーム時に大好きな森が観光によりどんどん荒れ果てていく姿を目の当たりにし、人が来れば来るほど自然が失われていく従来のスタイルではなく、人が来れば来るほど自然が豊かになる仕組みを生み出すことをライフワークとして活動を開始。現在はモスガイドクラブで運営する宿モスオーシャンハウスで、宿の立地する島の南東部の高平集落の流域の人々、建築、教育、土木、造園、企業経営者など多様性あふれるメンバーとともに「海が森を育て 森が川を生み 川が里を潤し 里の暮らしが森川海を豊かにするめぐりとつながりをうみだすプログラム」を体験できるフィールドを創造している。
「心に自然を宿そう」をコンセプトにした合同会社モスガイドクラブ/モスオーシャンハウス代表。愛する妻と男の子3兄弟の父として屋久島に暮らしている。
Moss Ocean House
スペシャルゲスト キッチン担当
安田 尚美
料理人 菜食料理店サルーテ店主
豆腐屋を営んでいた祖母の影響で幼少期より食べ物を作ることに興味をもつ。
西洋料理の調理師学校卒業後、京都のイタリア料理のレストランに勤務。お客さんのアレルギーや環境問題、家族の病死や自身の深い鬱症状、目の前に起こっている世界に光を求めるようにマクロビオティック、ローフード、食養、アーユルヴェーダ、ホメオパシー、自然療法を学ぶ。
実践を重ねオーガニックハウスサルーテを任され2019年独立。菜食料理店サルーテのオーナー料理人に。
2020年より会員制菜食料理店に変更し、人間独自の行為としての料理の可能性や、大きな家族の在り方、今までにない飲食店経営についての実験をしている。
京都の店と岡山県津山市の古民家の二拠点生活中で果樹園、畑仕事をしながら土、自然とのつながりの中での料理と人間の存在をアーティストの夫と共に探究中。